健康志向や多様な食文化の広がり、環境への配慮など、食を取り巻く社会的な関心は一層高まっており、企業には新たな視点での取り組みが求められています。
当社は、わらべや日洋グループの中で食品商社の役割を担い、半世紀以上にわたり「安全・安心」と「価値ある商品・サービス」の提供に取り組み、お客様の健康で豊かな食生活に貢献してまいりました。
昨今、社会経済の構造が急速に変化し、将来の見通しが一層困難な時代を迎えています。
とりわけ食品業界では、原材料やエネルギーコストの高騰に加え、物流体制の変化など、さまざまな課題に直面しております。
このような状況下においても、私たちは経営理念を軸に、これまで育んできた伝統と社風を大切にしながら、環境負荷の低減や持続可能な調達体制の構築といった取り組みも積極的に推進してまいります。
その一環として、工場で使用する包装資材には、環境配慮型製品を提案・販売し、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出抑制に努めています。
また、当社が取り扱う鮭加工品の製造過程で発生する骨や皮などを、養殖用の飼料として再利用するなど、食品資源の有効活用にも力を注いでいます。
こうした取り組みを通じて、私たちは「食の未来を支える企業」として、社会に対し持続可能な価値を提供し続けることを目指しています。
これからも、子会社を含むグループ全社員が一丸となり、商品営業開発力・生産技術力・品質管理力のさらなる向上を図るとともに、お客様にとって“手に取りやすく、価値ある商品”を安定的にお届けしてまいります。